魚の見た目や行動は手がかりになりますが、それだけで病名を確定することはできません。このインデックスはシリーズ記事を症状別にまとめたもので、まず水質と最近の変化を確認し、それから考えられる原因、確認の方法、ケアのポイントを知るのに役立ちます。[1][2]
まずは呼吸と設備の異常に対処する

複数の魚が急に鼻上げをする、呼吸が速い、バランスを崩している場合は、まずエアレーション、ろ過、水源を確認し、水温、pH、アンモニア、亜硝酸を測りましょう。状況に応じて、あわせて観賞魚を診られる獣医師に連絡してください。記事を順番に読んでいるうちに、明らかな急性の問題への対処が遅れることのないようにしましょう。[1][2]
いま見られる症状から探す
| 症状や状況 | まず読みたい記事 |
|---|---|
| 原因がわからない、または同じ水槽で死ぬ魚が出はじめた | 魚が病気になったら――観賞魚の症状の見分け方と対処の順序 |
| 鼻上げ、口をパクパク、新しい水槽での異常 | アンモニア中毒と亜硝酸中毒、エラと皮膚の単生類寄生虫 |
| 換水後に急に異常が出た | 換水後に魚が口をパクパクする・死んでしまう |
| 塩粒のような白い点 | 淡水魚の白点病 |
| 金色やさび色の細かい粉 | 淡水魚のウーディニウム病(コショウ病) |
| 口やヒレのただれ、綿状の病変 | カラムナリス病の症状、魚に白い綿のようなものが生えたら水カビ病? |
| 赤い斑点、出血、広がる傷 | 魚の赤い斑点、出血、潰瘍 |
| お腹の膨らみ、松かさ状態 | 魚の腹水と松かさ病の原因 |
| 体表に見える糸状の虫や動く円盤 | 魚の体に虫がいる――イカリムシとウオジラミ |
| 頭部や側線のくぼみ | ホールインザヘッド病の原因 |
| ひっくり返る、頭を下にして尾を上げる | 金魚がひっくり返る・頭を下にして逆立ちする |
| 体をこすりつけ続ける、ヒレをたたむ、粘液が増える | 魚が体をこすりつける・ヒレをたたむ・粘液が増える、エラと皮膚の単生類寄生虫 |
| 白いフン、お腹のへこみ、やせ続ける | 魚の白いフンと続く痩せ |
| 長期間のやせ、繰り返す潰瘍、背骨の変形 | 魚結核とは |
| 目の飛び出しや白い濁り | 魚の目が飛び出る・白く濁る |
| イボのような白いできもの | 魚にイボのようなできもの――リンフォシスチス病 |
| 新しい魚を迎える準備 | 新しい魚の検疫のしかた |
同じ症状が複数の記事に当てはまることがあります。環境の問題と感染が同時に起きている場合もあるからです。このインデックスは調べる方向を絞り込むためのもので、症状から直接薬を選ぶためのものではありません。
検査に出す前に準備しておく情報
魚の種類、飼育している匹数、最初に発症した時期、死亡の記録、水質の測定値、給餌と換水の変化、そして使った薬のすべての記録をまとめておきましょう。魚と元の水槽の水のサンプルは別々に用意し、受け付けと保存の条件を先に診断機関に確認してください。[3]
シリーズ記事一覧
- 魚が病気になったら|観賞魚の症状の見分け方と対処の順序
- アンモニア中毒と亜硝酸中毒|魚の鼻上げの症状と水質試薬の読み方
- 新しい魚の検疫のしかた|30日以上の隔離と水槽に入れるまでの水合わせ
- 淡水魚の白点病|白点虫の生活環と再発を繰り返す理由
- 淡水魚のウーディニウム病(コショウ病)|金粉のような症状と白点病との違い
- カラムナリス病の症状|エラぐされ・尾ぐされと口の綿状病変の見分け方
- 魚に白い綿のようなものが生えたら水カビ病?|傷口の感染と卵にカビが生える原因
- 魚の腹水と松かさ病の原因|お腹の膨らみと鱗の逆立ちの見分け方
- 魚の体に虫がいる|イカリムシとウオジラミの見分け方と生活環
- ホールインザヘッド病の原因|活性炭、鞭毛虫、栄養をめぐる根拠
- 金魚がひっくり返る・頭を下にして逆立ちする|浮力の異常の原因と受診のタイミング
- エラと皮膚の単生類寄生虫|魚の呼吸が速い・体をこすりつける原因
- 魚の白いフンと続く痩せ|体内寄生虫と給餌の問題の見分け方
- 魚が体をこすりつける・ヒレをたたむ・粘液が増える|体表の寄生虫と水質による刺激の見分け方
- 魚の赤い斑点、出血、潰瘍|外傷と細菌感染の見分け方
- 換水後に魚が口をパクパクする・死んでしまう|残留塩素、クロラミン、水質変化の確認
- 魚の目が飛び出る・白く濁る|目の外傷、水質、感染の見分け方
- 魚にイボのようなできもの|リンフォシスチス病と白点病の違い
- 魚結核とは|観賞魚の抗酸菌感染症と日々の予防対策
参考文献
- Francis-Floyd R, Stilwell NK, Yanong RPE. Introduction to Fish Health Management. UF/IFAS, CIR921/FA004, 1990(2025年改訂).
- Francis-Floyd R, Yanong RPE, Petty BD. Environmental Diseases of Aquatic Animals in Aquatic Systems. Merck Veterinary Manual, 2023年改訂.
- Stilwell NK, Yanong RPE, Francis-Floyd R. Submission of Fish for Diagnostic Evaluation. UF/IFAS, FA055, 2001(2025年改訂).

